セーフティレーザースキャナ
セーフティレーザースキャナとは、危険区域内の作業者の存在を検出して、機械に対して信号を出力する機器です(存在検知)。また、作業者が危険区域に侵入したことを検出する目的でも使用されます(侵入検知)。
存在検知
侵入検知
セーフティレーザースキャナの特長
セーフティレーザースキャナは反射型の安全センサであり、保護領域を自在に設定できることが特長です。
- 取付や配線がしやすい場所を選んで設定できるため、既存の設備にも導入しやすい
- 非接触検出なので、物を落としたりぶつけたりして破損させるリスクが少ない
- 保護領域を変更できるため、在庫を統一できる
セーフティレーザースキャナの設定方法
一般的に、セーフティレーザースキャナはパソコンソフトを使って保護領域や安全機能を設定します。
パソコン画面上で、レーザースキャナが検出している状況を確認しながら、保護領域を設定できる製品もあります。
キーエンスのレーザースキャナを設定するためのソフトウェアは、無料でダウンロードできます。
セーフティレーザースキャナの便利な機能
レーザースキャナは複数の検出領域を設定できるものが多く、保護領域とは別に警告領域を設定することで、不要な設備停止を防ぐことができます。
これに加えて、キーエンスのレーザースキャナSZ-Vシリーズは、2つの領域を同時に監視して、個別に検出状態を出力できます。そのため、1台で2台分の制御が可能であり、導入コストを大幅に低減できます。
また、複数台のレーザースキャナを連結して使用することもできます。