自動車業界
電子回路基板に触れて実装している電子部品が破損する
自動車業界における静電気トラブルと、除電器による改善事例をご紹介します。
改善事例
基板洗浄スプレーを噴き付けたあと、作業者(リストストラップで接地している)が基板を持ち上げると、作業者と基板との間で放電して、実装されているIC部品が破損してしまいます。
基板洗浄スプレーによって基板が帯電したため放電が発生します。
これまでの対策
アース
- 絶縁体には効果がない
- アースとの接続が必要
導電化
- 部品そのものには対策を施せない
除電器(イオナイザ)による対策
セル工程での静電気対策効果を上げ、歩留まりが向上しました。
改善・効果
現場の声
製造歩留まりの向上
静電気対策は、除電器対策と同時に社員教育・アース対策の徹底など複合で行うため、除電器効果のみの算出は困難ですが、確実に歩留まり向上につながりました。
また、製造品質の信用度の向上など目に見えない効果もありました。