樹脂ボトル底面の刻印検査事例です。
印字と背景の色味が似ている場合、従来の照明条件では色の抽出がうまくいかず、検査が不安定になるケースがありました。LumiTraxTMモードを使用することで、色味の差に関係なく印字の読み取りが可能です。
コピーローラー側面の外観検査を行います。従来のエリアカメラでは、すべての側面を検査するために数回の撮像が必要でした。さらに照明ムラも発生しやすく、外観検査の精度が低いという問題がありました。
ラインスキャンカメラを用いれば、円柱側面全周分の画像を1度の撮像で取得できます。また照明ムラも発生せず、より鮮明な画像で検査が可能です。また、エリアカメラでは曲面部分などの文字やコードが読み取れないといった問題もありましたが、ラインスキャンカメラであれば鮮明な画像を取得できます。XG-X/CV-Xシリーズは、エリアカメラやラインスキャンカメラなどを同時接続でき、同じように扱えるので導入の手間もありません。
【使用機種】XG-X/CV-Xシリーズ
オムツ側面部の外観検査を行います。エリアカメラで検査する場合、範囲が広く複数のカメラを設置する必要がありました。さらにすべてのエリアカメラで同様の照明条件になるように調整する必要があり、設置のコストや手間がかかっていました。
ラインスキャンカメラを用いれば、1台のカメラと照明で鮮明な画像が取得できます。ラインスキャンカメラは1台で広範囲の検査ができ、照明ムラが生じにくいというメリットがあります。照明も通常のバー照明のみで検査が可能。これにより、導入におけるコストや設置スペースの問題も解決します。XG-X/CV-Xシリーズは、エリアカメラとラインスキャンカメラの同時接続に対応し、同様に使えるので手間もかかりません。
【使用機種】XG-X/CV-Xシリーズ
オムツや生理用品など不織布製品に付着した異物や汚れを画像センサで検出します。従来の画像センサは、ワークの凹凸の影響を受けたり、低コントラストだと異物や汚れなどが検出できなかったりしました。
XG-X/CV-Xシリーズの傷検査モードを利用すれば、オムツや生理用品の異物・汚れ検査も簡単に行えます。リアルタイム濃淡フィルタ処理を利用すれば、ワーク表面の陰影を除去でき、異物や汚れのみを検出可能です。
【使用機種】XG-X/CV-Xシリーズ
洗剤ラベルの貼り付け不良を検査します。従来の画像センサでは、ラベルの有無などは判別できましたが、ズレなどを正確に判別することが困難でした。この事例の場合は、製品公差の影響で大きな不良しか発見できず、微小な欠陥が発見できないという問題点がありました。
XG-X/CV-Xシリーズのトレンドエッジ欠陥モードであれば、ラベル端面の理想直線から乖離した微小な欠陥も安定して検出可能です。
【使用機種】XG-X/CV-Xシリーズ