「最短トラブル復旧」による収益改善

ものづくりの現場ではトラブルはつきものです。トラブルをゼロにできればよいですが、それよりもトラブルを想定したうえで、スピーディに復旧できる体制を整えることが重要です。特にFA化が進んでいる現場では、小さなトラブルが生産全体の停止につながり、大きな損失を生んでしまいます。

中でも検査や位置決めなどの要になる画像センサ・画像処理システムは、ワークの状態を判断して作業をコントロールする重要な役目を担っています。いわば司令塔とも呼べる画像処理システムの早期復旧は、損失を最小限に抑える砦とも言えます。こちらでは、画像処理システムの早期復旧による収益改善について解説します。

トラブルの早期復旧につながる、パートナーを見つける

最短トラブル復旧を実現するために

画像センサ・画像処理システムをはじめ、PLCやサーボモータ、産業用ロボットなど、生産現場には数多くの機器が並んでいます。そのすべてを理解し、社内だけで対応できる体制を整えることは現実的に不可能でしょう。トラブル発生時に最短で復旧し、損失を最小限に抑えるためには、スピーディに保守・運用のトラブルに対応してくれるパートナーを見つけることが重要です。

ポイント01 画像処理の専門知識

画像処理は専門的な知識が必要で、なおかつ単独ではなく各種機器と連携して使用するケースが一般的です。そこで画像処理の知識はもちろん、外部機器や接続などのハードウェアの知識、撮像した情報を加工する画像処理の知識、それらの情報を実行するPLCの知識などが必要です。そこでサポートを依頼する場合は、画像処理専任技術者の有無がキーワードになります。

機器を知り尽くしたプロがサポート

ポイント02 スピーディな修理や代替機の有無

トラブルで生産ラインがストップすれば生産数は0になるばかりか、生産遅れを取り戻すために生産スケジュールの大幅変更、それに伴う人件費や光熱費などの損失が発生します。そこで1分1秒でも早い復旧が重要。修理が難しい場合は、すぐに代替品の貸出・交換などで対応しなければいけないケースもあります。そこで在庫があり、すぐに対応できることがポイントになります。

トラブル時にもスピーディにライン停止を解消

ポイント03 グローバルなサポート体制

近年のものづくりはグローバル化が進んでおり、国内では組立のみ、部品製造は海外で行っていることも珍しくありません。例えば国内で検査機器を購入し、海外の拠点工場に輸出して生産を行っているケースもあるでしょう。このような場合に、もし海外にメーカーの拠点があれば修理・代替機の依頼などがスムーズに行えます。そこで、グローバル展開している企業では、海外での現地サポートも重要です。

キーエンスでは現地人スタッフ同士のやり取りと並行して日本人同士でのフォローが可能

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このようなことに心当たりはありませんか?

画像処理システムを使用していて、このようなお悩みはありませんか?

  • ・画像センサ・画像処理システムのトラブルに対応できる社員が限られている
  • ・代理店経由のため、メーカーからの回答まで時間がかかる
  • ・代理店経由のため製品在庫が少なく、代替品の用意に時間がかかる
  • ・メーカー担当窓口が営業のため、技術的な相談にすぐ対応してもらえない
  • ・海外の拠点工場に輸出した画像センサ・画像処理システムのサポートがない
  • ・海外工場でトラブルが発生したが、日本から修理部品を発送するので時間がかかる

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国内外で画像選任技術者がサポート

キーエンスでは、このようなお客様の声に対応するため、国内外に画像処理専任の技術者を配置して、迅速なサポートができる体制を整えています。ご購入後の操作説明やセミナー、アフターサポートに加え、いざというときのために代替機の当日出荷にも対応。日本全国はもちろん、30ヵ所以上の拠点ネットワークを持つ北中米をはじめ、ヨーロッパ諸国、中国、アジア、中東、オセアニア、アフリカでも国内同様のサポート体制を実現しています。

画像センサ・画像処理システムのほか、照明やレンズなどの周辺機器のトラブルについても専任技術担当がフォローし、トラブルの早期解決を目指します。また、代理店を経由せず直販にこだわっていることもキーエンスの特徴。すべての製品を在庫し、即出荷できる体制を整えてお客様からの連絡をお待ちしております。国内はもちろん、海外でも日本同様の当日出荷を実現。トラブルによる損失を最小限に抑え、収益改善に貢献します。

キーエンスならダイレクトに発注 すぐに商品がお手元に!

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最短でのトラブル復旧による収益改善例

画像専任技術担当によるグローバルサポート+世界当日出荷体制を実現したキーエンスでは、お問い合わせに対する回答は即時、必要であれば代替品を全世界で当日出荷できるサポート体制を整えています。最短でトラブルから復旧できることによる収益改善効果は、以下の計算式で試算することもできますので、画像処理システムの導入を検討中の方はぜひご利用ください。

収益改善試算

生産数 × 製品単価 × 復旧に要する時間の差 = 収益改善効果

【①】個/時間 × 【②】円 × 【③】時間 = 【  】円の損失回復

収益改善算出シート

① 生産数 : 個/時間
② 製品単価 :
③ 復旧に要する時間の差 : 時間

0円の損失回復!

数値を入力してください

試算例

1時間に1,000個(製品単価100円)の生産能力を有する生産ラインにトラブルが発生。通常であれば復旧まで3日かかりますが、代替機が即日納品可能だった場合の損失回復額を試算。1日の稼働時間を8時間として3日間可動できない場合は24時間、1日のみであれば8時間なので、復旧に要する時間の差は16時間とします。

1,000個/時間 × 100円 × 16時間 = 160万円の損失回復

160万円の損失回復+2日復旧期間短縮!

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まとめ

ここまで、大きな損失を生まないための、トラブルからの早期復旧方法について紹介してきました。
まとめると以下の通りです。

  • 1.検査や位置決めなど、生産ラインの要となる画像処理システムを復旧させることが早期復旧の近道

  • 2.日頃からトラブルを想定したうえで、スピーディに復旧できる体制を整えることが重要

  • 3.最短トラブル復旧には、保守・運用のトラブルに対応してくれる専門知識を持ったパートナーが不可欠

本ページに記載した内容の他、収益改善のポイントをまとめた資料「先進の画像処理テクノロジーがもたらす収益改善6つのKEY」は、下記よりダウンロードしていただけます。最新の画像処理システムのカタログとあわせてご覧ください。

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