CANデータ計測の用途・事例

高性能化にともなって電子部品が増え続ける自動車にとって、CANデータ通信はなくてはならないものになっています。もともと自動車用に開発されたCANですが、現在では工作機械や医療機器など、さまざまな場所に活躍の場が広がっています。そのためCANデータの収集・解析が必要になるケースも増えています。ここでは、CANデータ収集ユニットを活用したCAN計測事例をご紹介します。

研究開発系用途

自動車業界車載試験データ収集

車載試験データ収集

CAN通信を利用して、自動車の走行テストデータを収集します。マルチ入力データロガーNRシリーズには、CANデータ収集ユニットがありますので難しい設定も必要なく、簡単にCANデータを取得・解析可能です。また、狭い車内でも使いやすいコンパクトな本体に加え、大容量リチウムイオンバッテリーも接続できるので、電源が確保しにくい車内での測定に最適です。計測ユニットを追加することで温度やひずみ、圧力、振動など、複数の信号を1台で収集・解析することもできるので試験の効率化にもつながります。

自動車業界ECU評価試験

ECU評価試験

マルチ入力データロガーNRシリーズは、CANデータ収集ユニットを利用することで手軽にECUから各種信号を取得できます。多シグナル、複数系統バスのCANデータをアナログと完全同期で収集できることも特徴のひとつ。シンプルな設計で、プログラムの作成も不要なので、手間のかかっていた評価試験の効率化に最適です。

CANデータ計測はマルチ入力データロガー+高精度計測ユニット

マスタデータ
収集ユニット
NR-X100
マスタデータ収集ユニット NR-X100
CANデータ
収集ユニット
NR-C512
CANデータ収集ユニット NR-C512
NR-X用
コントロールパネル
NR-XCP30
NR-X用コントロールパネル NR-XCP30

クラス最小・最軽量の本体に、さまざまな評価・解析機能を盛り込んだマルチ入力データロガー「NRシリーズ」は、CANデータ収集ユニット「NR-C512」を組み合わせることで、自動車をはじめ工場などで手軽にCANデータの収集・解析を実現します。NRシリーズはCANデータのほか、温度や加速度、ひずみなど幅広い計測に対応した汎用性も特徴です。

CANデータ収集ユニット「NR-C512」は、多シグナル、複数系統バスのCANデータをアナログと完全同期で収集。バスモニタ専用機ならではのシンプルな設定で、プログラム不要でCANデータの収集を実現。またコンパクトなボディなので、車内のような狭いスペースでの利用に最適です。

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