電子部品・電子デバイス業界
リチウムイオン電池の封口板天面の溶接検査
角型リチウムイオン電池ケースの封口板天面の溶接品質を自動全数検査します。溶接での端子接合工程などでピンホールが生じた場合、製品の性能と品質に大きく影響します。2D検査では困難だった、封口板天面の溶接ビードの外観検査を実現します。
従来の課題
従来のカメラでは溶接ビードの高さが計測できないうえ、黒いすす状のスマットとピンホールの区別がつきませんでした。
さらに、溶接ビードの形状は複雑で起伏に富み一定でないため、計測する部分にうまくフォーカスすることが難しかったり、ビントが合うまで時間を要することがありました。
解決
パターンプロジェクション方式を用いた3次元カメラは、対象物や背景の色・材質の影響を受けず、視野内の凹凸情報をインラインで安定して取得します。それにより、溶接部の汚れとピンホールを区別した自動全数検査が可能です。
また、最大60.2mm角の広視野内のワーク全面を一括で高精度に3D計測できるため、端子の高さや形状も同時に検査可能です。検査工程を合理化することで、タクトタイム短縮にも貢献します。
選定のポイント
広視野を”実寸”で捉える「XTカメラ」は、
自動全数検査のさまざまな課題を3次元検査で解決します。
詳細はカタログをダウンロードしてご覧ください。