電子部品・電子デバイス業界
各種溶接痕の検査
電子部品に接点部品などを接合する溶接工程では、抵抗スポット溶接やレーザ溶接などの自動機が用いられます。
前者の場合、ナゲットのサイズ(溶接強度)が適正か、また母材に散り(表散り・表面散り)やスポット痕に過剰な焼け(酸化)が生じていないか。後者の場合、母材にスパッタが生じていないか、溶接品質を全数検査します。
従来の課題
従来のエリアカメラによる2次元画像では、各種溶接痕の凹凸の高さ・深さが検査できないため、ナゲットやコロナボンド、散りなどを判別できませんでした。特に母材や溶接部分は、濃淡画像のコントラストが低いため不良箇所の検出が難しく、また、表面の光沢による影響で安定した検査が困難でした。
解決
パターンプロジェクション方式の3次元カメラをワークの真上に設置することで、ナゲットやコロナボンドの凹凸高さ・深さ、ナゲットのみの大きさ、また、散りやスパッタなど異常箇所を実寸で正確に検査可能です。母材や溶接部分の色や光沢の影響を受けないため、安定した自動全数検査が実現します。
さらに、内蔵カメラでカラー画像を撮像できるため、母材の焼け(酸化)などの外観検査も同時に実施可能です。
選定のポイント
広視野を”実寸”で捉える「XTカメラ」は、
自動全数検査のさまざまな課題を3次元検査で解決します。
詳細はカタログをダウンロードしてご覧ください。