HLS
ここではHLS(High-Speed Link System)について説明します。
概要
HLSとは株式会社ステップテクニカが提唱しているオープンネットワークです。専用ICを使用することで64台のリンクを簡単に構築できます。
配線方法と通信プロトコル
配線方法
RS-485ベースで接続でき、伝送速度は最大12Mbpsです。マルチドロップ方式で配線し、通信距離は100m(伝送速度:12Mbps、接続台数:32台)です。ネットワーク内に1台のマスタのみ存在でき、1台のマスタから最大で63台の機器と接続できます。
通信プロトコル
独自のプロトコルを使用するため専用ICを使用する必要があり、専用ICを使用すると簡単にネットワークを構築できます。マスタ・スレーブ方式を使用しており、1スレーブあたり16ビットの入力と16ビットの出力の制御ができます。マスタは、すべてのスレーブの入力状態をマスタ内部のメモリに格納し、各スレーブ対して出力信号を送信することができます。
特徴
HLSはマスタ・スレーブ方式で送受信を行ないます。一定周期で通信しており、通信エラー発生時はリトライを実施しないため、安定した周期で通信できます。専用ICにより通信が制御されるため、独自にコマンドを作成する必要はありません。
- 記載されている会社名、製品名、ネットワーク名称などは、それぞれ各社の商標または登録商標です。
- 内容の一部(規格、仕様など)については記載当時から変更されている場合がありますのでご注意ください。
2015年11月