株式会社NBC メッシュテック

基幹システム内のさまざまな実績データの資料化にRKを活用!
1ヶ月で月に約97時間分の業務の大幅な削減に成功。
業務効率化を図るならRKは必須です!

株式会社NBC メッシュテックの「山梨都留工場」では、属人化した業務を減らすこと、そして従業員の労力軽減を目指してRPA(業務自動化)ツール・RKを導入。本格稼働1ヶ月で、月に約97時間分の業務の大幅な削減に成功しました。そこで「メッシュクロス・産資製造部 業務チーム」の課長・渡邊英一郎様と、同チーム・太田垣愛様、そして管理本部IT室 課長・須藤元太様に、RKの活用状況やツールとしての魅力について詳しく伺いました。

株式会社NBC メッシュテック

株式会社NBC メッシュテックは、1934年創業のメッシュクロスのメーカーです。元々は日清製粉グループとして小麦粉の「ふるい網」の国産化を目指して設立された同社は、以来、その技術を研鑽し続けながら、電子機器などに活用される高精度スクリーン印刷用資材や、医療機器や通信機器、自動車、家電に用いられる太陽光パネルの印刷用高精細金属メッシュや多岐に亘る製品を開発・提供してきました。中でも自動車のインジェクターやABSなどのフィルター分野では高い世界シェアを獲得。アメリカ、インドネシア、中国、タイ、ドイツと世界各国に拠点やグループ会社を持つグローバル企業として活躍しています。

  • 創業 : 昭和9年11月6日
  • 資本金 : 19億9200万円
  • 年商 : 127億9800万円
  • 従業員数 : 479名(2023年3月31日現在 単体)

多種多様な資料の作成をRKで自動化!

RKの活用状況をお教えください。

RKは「メッシュクロス・産資製造部」の中の「業務チーム」で主に活用しています。
具体的には、基幹システムから出荷量や生産量、在庫量などの実績データを取得。それをExcelのマクロを作って「資料」へと加工して、各担当者にメールで配信するところまでをRKでおこなっています。

作成している「資料」はさまざまで、例を挙げると「報告書」があります。製造部長や各部門のリーダー、担当者に向けて、実績を数字で把握してもらうための資料を送っています。なお頻度は1日1回の送付もあれば、月に1回だけの送付の場合もあります。
また「出荷漏れの確認リスト」の作成にも使っています。未出荷の製品をリストアップして、出荷担当者に配信するというものです。こちらは1~2時間おきに、1日8回くらい配信しています。

現時点で、シナリオ(自動化プログラム)の数は全部で7本。1日に何回も動かしているシナリオもあるので、大体1日に17~20本が毎日RK専用のパソコンで動いています。

毎日出社してから20~30分掛けて作っていた「報告書」が、出社した時点で届いたり、1回作るのに10分程度掛かっていた「出荷漏れの確認リスト」が、なにもしなくても担当者に届くようになったため、現場の業務はかなり軽減しました。

属人化した業務削減と従業員の負担軽減を目指しRK導入を検討

RKを導入した経緯を教えてください。

元々は2022年6月頃に、「属人化している業務をなるべく減らしたい」、「単純作業をなくしたい」という思いから、DXの推進のための「プロジェクトチーム」を発足させたことがきっかけです。
チーム内に「RPA」の存在とその便利さを知っているメンバーがいたことから、「RPA」の導入を検討することになりました。そんな折、とある展示会で「RK」の存在を知って、まずはお話を伺うことにしたのです。

そしてキーエンスさんからプレゼンを受け、デモを見させてもらった結果、次のふたつの理由から導入を決定しました。

● プログラムが分からなくても自動化を実現できる

操作方法や画面表示がユーザーライクで分かりやすい点は魅力でした。ナビゲーションに従って選択肢を選ぶだけでシナリオが作れる機能も搭載されていて、これならプログラムを触ったことがない人……例えば現場の人間でも、問題なく触れそうだという期待感が持てましたね。自動化を実現するにあたって、人手が必要だったり、作る人が限られるのであれば、RPAを導入する意味は半減しますから。

● 初期投資が少なく始められる

導入にあたって、初期費用が一切かからない点も導入を後押ししてくれました。支払うのは月額のライセンス費用だけで、サポートも全部無料で付いてくるので、「とりあえず1回トライアルしてみよう」という気持ちになれました。
いくらプレゼンやデモを見て「作りやすそう」だと思っても、実際触ってみないと分からないことも多いので、この金額面のハードルの低さはありがたかったです。

複数のアプリをまたいでやりたいことを実現できる点がRKの魅力

期待していた「ユーザーライク」な部分は、実際に触ってみていかがでしたか?

期待通りでした。
最初にキーエンスさんにやっていただいた数回のレクチャーだけで、ある程度覚えることができましたから。「ファイルを開く」とか「値を取得する」といった命令がメニュー画面を読めば分かるように表現されているため、覚えやすいですね。

またシナリオをちゃんと作りさえすれば、基幹システムからのデータダウンロード・エクセルでの加工・メール配信までを自動でできるところも良い点です。複数のアプリをまたいで、やりたいことを実現できる点は素晴らしいです。
Excelのマクロと組み合わせれば、やりたいことはほぼなんでもできるのではないでしょうか。

イレギュラーなことが起きたり、分からないことがあっても、サポートに連絡すればすぐに教えてくれるので、そこもすごくありがたかったですね。

サポートのお話が出たところで、その評価についてもお聞かせください。

満足しています。連絡はメールだけですが、レスポンスは早くて、大体2~3時間のうちに返信してもらえます。またその返信も、解決策を含めたしっかりした内容になっています。
お客様サポートと言うと、困りごとをメールしても「ここで説明しています」とただURLを送ってくるだけのところも多い中、欲しい回答を素早くいただけるのは、すごく助かりました。

1ヶ月あたり約97時間もの業務をRKが肩代わり!

RKの現時点での導入効果を教えてください。

RKの導入効果は、大きく次の3点になります。

● 月97時間分の業務を肩代わりしてくれました

現時点で1ヶ月あたり、約97時間の業務時間をRKが肩代わりしてくれています。RKだけで、0.5人分くらいの仕事をこなしてくれている計算になります。

● 労力なく高頻度で作業を遂行できるようになった

また業務の肩代わりだけに留まることなく、中には今まで「週1回」とか「1日3回」の頻度でやっていた作業を、「1日1回」あるいは「1日8回」と頻度を高められた点も良かったところです。その結果、多くの単純作業を社員の「労力を増やすことなく」、「本来やりたい頻度」で、さらに「漏れやミスなく」確実に遂行できるようになりました。

● 属人化していた作業の標準化に繋がった

「属人化」していた作業を、RKで一部「標準化」させられた点も導入効果のひとつです。これまでは担当者が休んでしまうと、その担当者しかできない作業は丸一日止まってしまっていました。今はRKのお陰で、そうした事態に陥ることがなくなりました。

本格的にRKを稼働させて、まだ1ヶ月しか経っていませんが、既に大きな効果を得られています。
そのため自動化へのモチベーションも大きく高まりました。時間さえ許せば、ずっとパソコンに張り付いてシナリオを作っていたいくらいです。

日々データを収集しているメーカーにこそRKはお勧め

皆さんにとってRKはどのような存在ですか?

社員がいない夜のうちに働いてくれる「小人」のような存在です。
また、まだ仲良くなれていないけど、すごく優秀な「転校生」のようにも感じています。これから仲良くなっていけば、いろんなことをやってくれるのではないかという期待感があります。

そんなRKは、どういった企業にお勧めですか?

まさに私たちのようなメーカーです。製造に携わっている企業なら、生産、出荷、在庫などの実績データは常に収集しているはずですし、そうしたデータを活用するために、きっと基幹システムから取り出して資料化する業務に日々追われているはずです。
同じような作業の繰り返しはとても多いと思いますので、業務効率化を考えるのであればRKは必須のツールだと言えます。

今後の展望について

今後の展望を教えてください。

現時点で、まだ弊社の中で自動化を実現できていない業務は山のようにあります。まずはそれらの自動化を進めていきたいですね。それと共に、今は「メッシュクロス・産資製造部」の「業務チーム」だけで主に活用しているRKを、もっと他の部署、他のチーム、延いては他の工場にも広げていければと考えています。
実は静岡菊川工場では、ここ山梨都留工場とほぼ同じものを製造しているので、シナリオを一部流用も可能だと考えています。既に静岡の工場で興味を持っている社員から問い合わせが来たりと、少しずつ話が進んでいます。2023年中には、なにかしら形にしたいですね。

そして最終的には、事務員は「座っていれば仕事が終わる」くらいまで持って行けることが理想です。
ただそのためには、私たちだけでは人手が足りません。そこでRKを使えるメンバーをもっと広げていきたいとも考えています。

そのために、キーエンスさんには「初心者」に向けた企画などを考えていただけると嬉しいですね。先日、RKの「基礎セミナー」のご案内もいただいたので、そちらへの参加もぜひ前向きに検討させていただきます。

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