三建設備工業株式会社
新規事業として開発を進めているビル管理システムの「軸」にRKを採用!
定期的な繰り返し作業をミスなくおこなうならRKは最適のツールだと実感しています!
三建設備工業株式会社では、新規事業として開発を進めているビル管理システムの「軸」として、キーエンスのRPA(業務自動化)ツール・RKを採用。システム構築で最も手間の掛かっているデータの取得や連携に役立てています。そこで新規事業の立ち上げを主導する技術統括本部 プロジェクトマネージャー 主管 榊原様と、システム開発や施工に携わる同本部の生産システムグループ チョウリンアウン様、生産システムグループ ノウズィンモーテツ様に、RK導入の経緯や使い勝手、伴走サポートに対する評価などについて詳しく伺いました。
三建設備工業株式会社
三建設備工業株式会社は、1947年に設立された設備工事会社。主に環境配慮型の空調機器、給排水装置、電気設備の設計・施工・メンテナンスを生業としています。いわゆる独立系のサブコンであることから、メーカーにとらわれない最適な提案ができること、また多岐に亘る取引先から引き合いがある点が特徴。小~中規模のビルや施設から、東京ビッグサイト、国立競技場、中部国際空港セントレア、札幌ドームといった街のランドマークになるような大規模な施設まで、さまざまな建物の設備工事も携わっています。
- 設立 : 1947年(昭和22年)5月
- 従業員数 : 1,326名(2024年4月現在)
- 資本金 : 10億円
- 年商 : 929億円(2024年3月期)
新たなビル管理システムの「軸」としてRKを活用!
RKの活用状況を教えてください。
現在、私たちの所属する技術統括本部では、「BUP※1」というプロジェクト名で新規事業を開発中です。RKはそんな新規事業の「軸」として活躍してくれています。具体的には、ビルの「中央監視装置※2」と「BIM(ビム)※3」とを繋ぐ役割を担ってもらっている形ですね。
「中央監視装置」には、ビル内の各設備のさまざまな情報が日々記録、蓄積されています。
これを上手く「BIM(ビム)」と連携、見える化させれば、各設備の状態を簡単に、かつ細かく把握できようになる点が、「BUP」の大きなメリットです。
そんな「新たなビル管理システム」を構築するために、RKを活用しています。
※1 BUP…BIM-UNIFICATION-PLATFORM(BIM統一プラットフォーム)
※2 中央監視装置…ビルに組み込まれている空調設備や電気設備、給排水設備といった各種設備の動作や不具合の監視、記録する装置。
※3 BIM(ビム)…BuildingInformationModelingの略称。CADによる三次元モデルに加え、仕様、コスト、用途などの属性データを追加した建築物構築システム。近年では業界の主流になりつつある。
<BUPシステムデータ活用の流れ>
① 中央監視装置から約15種類のCSVを出力 | RKで自動化 |
② データベース(Access)に読み込む | |
③ BIMのデータと紐づける | |
④ BIツールを用いてグラフ化 | BIツールで自動化 |
このシステムが完成すれば、たとえば「この設備は運転期間が短いからまだ大丈夫」、「この設備は頻繁に動かしているから交換しましょう」……といった形で、高精度な情報をベースに「濃淡のある対応」ができるようになります。
また夜中のうちにデータ取得をしておけば、朝一で最新の状態が確認できるようにもなります。ビルの所有者や管理会社側にとっては、簡単に無駄のないメンテナンスが実現できるということで、非常に喜んでもらえるのではないかと期待しています。
ちなみに開発は、埼玉県にある弊社保有の「さいたま技術センター」でおこなっており、現段階での完成度は6割強といったところです。
無償かつ手厚い伴走サポートに期待してRKの導入を決定!
RK導入の経緯を教えてください。
先にもお話した「BUP」という「新たなビル管理システム」を作りたいと考えたのが、RK導入の出発点になります。
というのも、日本のビルに設置されている「中央監視装置」の多くは、記録データの取り出しに非常に手間が掛かる仕様です。しかもスタンドアローン状態なうえ、APIなども存在しないため、外部からアクセスすることができません。
海外製の「中央監視装置」の中には、容易にデータ取得ができるものも存在しているようですが、日本の設備機器は独自の進化を遂げているため、それらの導入も難しい。
だったら、もし「中央監視装置」から各設備のデータを自動的に取得、視覚化できるシステムが作れれば、大きな引き合いを得られるのではないかと考えたのです。
その実現のために、最も有効だと考えたのがRPA(自動化ツール)の活用でした。
そしてインターネットで検索したり、別部署から紹介してもらったりして、複数のRPAをピックアップ。お話を聞かせていただいた結果、キーエンスさんのRKを導入することに決めました。
RK選定の決め手は、なんだったのですか?
サポートですね。無償で手厚い「伴走サポート」が付いていて、使い方を基礎からしっかり学べそうな点、また社員の技術力アップに繋がりそうだという期待感があった点が決め手になりました。
ちなみに私(榊原様)は昨年11月から、チョウリンアウンは今年の3月から、ノウズィンモーテツは4月から、それぞれ別途で伴走サポートを受けさせていただきました。
丁寧なレクチャー・的確なアドバイス・新たなアイデアに感心
期待していた「伴走サポート」についての評価を教えてください。
非常に高く評価しています。キーエンスのサポート担当の方が、各4回ずつリモート会議で丁寧にレクチャーしてくださいました。説明はとても分かりやすく、一通りの使い方はすぐに覚えられました。
ちなみにリモート会議では、操作方法や質問回答に加えて、毎回、私たちに宿題を出していただく形で進んでいきます。次回の会議でその宿題を提出、見ていただくことで、より理解が深まるという内容になっているんですよ。
あとはサポートサイトの事例解決動画やeラーニングなどを見て自分でも勉強していきました。この方法なら、きっと誰でもRKを使いこなせるようになるのではないでしょうか。
定期的なリモート会議だけでなく、都度相談などもされましたか?
はい。そんなに頻度は多くはありませんが、相談させていただいています。
たとえばメールに、シナリオ(RKの自動化プログラム)を添付することで、直接シナリオを添削してもらったり、そこから新たなアイデアを貰うこともありました。
修正されたシナリオを見たら、8ステップ掛けて行っていたExcelの加工処理が、3ステップになっていたこともあって、その時は相談して良かったなと感じました。返答のレスポンスも早いので、とてもありがたいです。
RKのツールとしての魅力と使いこなすためのコツとは?
実際に使ってみたからこそ感じたRKのツールとしての魅力を教えてください。
私たちが感じているRKの良さは、次の3点です。
●シナリオがビジュアル化されている
RKで作ったシナリオは、命令がブロック状になっている上、色分けもされています。いわばロジックがビジュアル的に表現されているので、作っていても、後から見返す時も分かりやすいですね。
●スケジュール機能・繰り返し機能が使いやすい
実行スケジュールを組んだり、似たような作業を繰り返すことが、とても簡単にできる点も魅力です。特に今回開発を進めている「BUP」のような、毎日夜中に「中央監視装置」から複雑な操作で15個の情報を取り出すような作業には、とても向いていると感じました。
●ちゃんとシナリオを作ればミスが発生しない
「中央監視装置」からのデータ取得は、機器の稼働情報などを細かく設定しないと正しい情報が出て来ません。その分、人の手でおこなうとミスが発生しがち。しかしRKなら、最初にちゃんとシナリオを作ってあげれば、100回、200回と同じような作業をさせても、一切ミスが発生しません。その正確さも、RKを使っていて感じた良いところです。
先輩ユーザーの立場から、RKを使いこなすコツを教えてください。
「スケジューリング」、「繰り返し」、「条件分岐」、「トライキャッチ※4」……この4つの機能を覚えておけば、RKでやりたいことは、ほぼすべて実現できると思います。今から使い方を覚えるなら、まずはこの4つを学ぶところから始めると良いのではないでしょうか。
※4 トライキャッチ…シナリオ中に例外的な事象が発生した際に、どのような処理をおこなうかをあらかじめ決めておく機能。
RKは「古いものと新しいものを繋ぐ存在」
RKはどんな企業におすすめですか?
ネットワークに繋がっていないスタンドアローンのソフトを定期的に動かしているような企業にはおすすめしたいです。日本には、そういう古いソフトを仕方なく使い続けているようなところ、そのためにシステムが属人化してしまっているところって、きっとたくさんあると思うんですよ。
そうした環境下でも、RKを使えば標準化を実現できます。
古いソフトをそのまま使うのではなく、自動化をすることで、できるだけ人が介在する作業をなくす。面倒で手間のかかる部分を省く。そういう意味で、RKは「古いものと新しいものを繋ぐ存在」と言えるかもしれないです。
2025年初旬にはRKを組み込んだ新規ビジネスをお披露目予定!
今後の展望を教えてください。
まずは現在開発を進めている新たなビル管理システム「BUP」を完成させることですね。2025年の初旬くらいまでに、社外向けにプレスリリースまで持っていければと考えています。
その他の展望としては、弊社はやはり工事会社ということで、CADを使った作図にも活用できないか検討中です。
世の中にはすでにAIを使った自動作図ツールなども存在しているのですが、まだまだ数字的根拠のある作図はできません。現時点ではRKを使って作図をサポートするようなやり方の方が、効率良い業務改善が期待できると思っています。
キーエンスさんには、そうした展望の実現に向けて、今後もいろいろ教えていただきたいですね。たとえば、よりRKを使いこなせるようなセミナーや、他社さんの活用事例のご紹介の機会などを設けていただけるなら、ぜひ参加させていただきたいです。
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