日亜鋼業株式会社

無料サポートも付いていて自分たちだけで自動化を実現できる点がRKの魅力。
社内ではDXを推進するため、RK活用チームを作ってさまざまな業務の自動化に取り組んでいます。

日亜鋼業株式会社では、社内のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の一環としてRKを導入。
製品試験のグラフ化や社内発注の手続きなどに活用し、業務の労力を大きく軽減させました。そこで社内で発足したRK活用チームに所属する、生産技術部 中尾和幸様、吉田篤史様、品質保証部 嘉村真司様の3名に、RKの活用状況やその使い勝手について伺いました。

日亜鋼業株式会社

日亜鋼業株式会社は1908年創業の東証への上場企業。鉄鋼の二次加工メーカとして、街のフェンスなどに使われる耐食性の高いめっき鉄線を始め、自動車や電線に使われる特殊線材、ビルや鉄塔を締結するハイテンションボルトなど、幅広い製品の製造・加工・販売に携わっています。
中でもめっき鉄線は、独自技術に裏打ちされた高い性能によって、業界トップの売り上げを計上。多くの取引先から高い信頼を獲得しています。

  • 創業 : 1908年7月
  • 資本金 : 107億円
  • 従業員数 : 324名

手間と時間の掛かるルーティンワークの自動化にRKを活用

RKを使って、どんな業務を自動化しているか教えてください。

主に、製品試験の「傾向管理図のグラフ作成」と、社内の「発注手続きの簡易化」に活用しています。

「傾向管理図のグラフ作成」は、製品試験をおこなった際の各項目の数値を、自動的に折れ線グラフにしてくれるというものです。お陰で異常値が一目で分かるようになると共に、人の手による入力ミスがなくなりました。
また「発注手続きの簡易化」は、基幹システムにアクセスして社内発注をおこなう業務を、エクセルだけで完結できるようにしたものです。導入したことで、基幹システムに直接触らずに済むため、現場からは楽になったとの声が挙がっています。
その他にも、調査のために撮影した100枚以上の写真をエクセルに並べて貼り付けたり、お客様から届くPDFのファイル名を弊社のルールに則って書き換えるといった業務なども、RKを使って自動化しています。手間と時間が掛かるルーティンワークの業務の数々を、RKで労力軽減させられました。

「簡単さ」や「ナビ機能」に惹かれて導入を決定

RKを導入した経緯を教えてください。

RKは、キーエンスさんからのプロモーションメールで知りました。
ちょうど社内で、DXを推進していこうという機運が高まっていたタイミングだったこともあって、詳しい話を聞かせていただくことになりました。

当時は、なにか具体的な課題を抱えていたり、兼ねてから業務の自動化をしたいという思いがあった訳ではありません。しかしRKの存在を知って、社内のDXの起爆剤のひとつになってくれればという思いから、まずはテスト的に導入してみることに決めたのです。

RKのどこに興味を惹かれたのですか?

導入しやすそうだった点です。「簡単」という売り文句や、「ナビゲーション機能」が付いていて操作が分かりやすそうなところが魅力的だと感じました。
私たちは、RPAが「さまざまな業務を自動化するツール」ということは知っていましたが、実際に触ったことはありませんでした。だからこそ最初に触るなら、これくらい分かりやすいことを謳っているツールの方が良さそうだと思ったのです。

まずは自動化できる業務のリストアップからスタート

導入から運用スタートまでに、どんなことをおこなわれたのですか?

弊社では、RKを活用するメンバー6名でチームを組んで、定期的にミーティングを重ねながら、さまざまな業務の自動化に取り組んでいます。
そのチームでまずおこなったのは、業務の洗い出しです。現在の業務で、手間や時間が掛かっているところ、自動化できそうなところをリスト化していきました。
最終的に約20個のリストが出来たので、今はそれらをRPAに落とし込めるかを検討しながら進めています。

先にお話した「傾向管理図のグラフ作成」や「発注手続きの簡易化」なども、このリストから実現した自動化です。

導入時に苦労した点を教えてください。

初めてのツールということで、RPAや業務自動化に対する考え方を理解するまで少し時間が掛かりました。しかしRPAに携わるメンバー6名で情報交換したり、無料の伴走サポート、メールでの問い合わせなどを活用することで、なんとか形にしていくことができました。

実際の導入に当たっては、パソコンごとの環境が違っても、問題無く動かせるようにする点には苦労しました。RKの要素認識で対象を操作することで、どのパソコンでも問題無く動かせるようにしました。

実際にRKを使ったからこそ感じた5つの魅力とは

約1年間の運用で感じた、RKの魅力を教えてください。

たくさんありますが、主には次の5点です。

1.自分たちだけで自動化が実現できる

ある程度のパソコン知識さえあれば、自分たちだけで自動化を実現できるところです。システムエンジニアやプログラマーといった専門職がいなくても大丈夫ですので、他部署や外部の会社の予定を抑える手間がないし、開発期間も短くて済みますし、予算も掛かりません。
試しに作ってみたり、細かな修正をしたりと、小回りも効きます。

2.直感的で使いやすい

「シナリオ」と呼ばれる自動化の命令を、直感的な操作で作り上げられる点も魅力です。RKでは「アプリ操作」、「フローナビゲーション」、「アクティビティ」という3つの方法からシナリオを作れます。その中でも「アプリ操作」は、パソコンを操作するだけで動作を記憶させられるので、RPAやプログラムに詳しくない初心者にもオススメです。文字だけなのではなく、アイコンやブロックを使ったグラフィカルなUIになっている点も良かったです。

3.業務マニュアルになる

「作ったシナリオの中を見返すと、「エクセルを起動する」「このセルに書き込む」といった形で、動作が具体的に記述されています。業務の手順が細かく記載されているため、ブラックボックス化することなく、誰でも後からやっている業務をマニュアルのように紐解くことができます。

4.要望に合わせたバージョンアップ

まだ新しいツールということもあって、ユーザーの声を聞いてどんどんアップデートしている点も、使っていて良かったところです。できることが増えていき、使い勝手も良くなっている印象です。例えば、弊社の基幹システムはIEモードでしか動きません。導入段階のRKはIEモードに対応していなかったのですが、すぐに対応してくれたので、簡単に基幹システムにアクセスすることができるようになりました。

5.良心的な価格

導入しやすい価格帯も、魅力のひとつです。最初にプロモーションメールをいただいてから、たった1ヶ月で発注まで進められた要因にもなっています。シナリオを作れる「開発版」と、それを実行するための「実行版」という2種類のライセンスがあって、目的に応じた契約ができるのも分かりやすくて良いですね。

レスポンスが早くて手厚いサポートに満足

サポート体制についての評価もお聞かせください。

満足しています。無料で運用までサポートしてくれる「伴走サポート」というサービスがあって、困ったことがあったらなんでも相談できるので、ありがたいです。レスポンスも良くて、サポート担当の方にメールで質問すると、その当日か翌日には分かりやすい説明付きのご返信をいただけます。

世のツールの多くは、サポートが有料です。そうすると、簡単な疑問やちょっとした困りごと程度だと質問することを躊躇してしまい、結局分からないまま自動化を諦めてしまう……ということにもなりかねません。
その点、RKのサポートは無料でなんでも聞ける気楽さがあるので、変なところでつまずくことがありません。手厚いフォローをいただきながら、最後まで自動化に向けて進むことができました。
RKに限らずキーエンスさんの商品は、必ず良いサポートが付いているので、とても心強いです。

将来的にはデジタル人材の育成ツールとしての期待も

今後の展望を教えてください。

まずは現状リスト化している「自動化したい業務」を順番に消化していきたいと考えています。そうしていろんな現場へRKの便利さを浸透させながらおこなえると良いですね。

RKはプログラムの素人でも使えますが、やっていることはプログラムと同じです。そのためRKに触れることで、自ずとデータベースを意識したり、エクセルをより深く使いこなせるようになっていきます。つまりRKが、デジタル人材の育成ツールにもなってくれるということです。
そうして社内のデジタル人材が増え、いろんな部署の社員が各々の業務を顧みて「この作業を自動化したい」と考えてくれるようになることが理想ですね。

例えばPDFファイルのリネームのように、一見ルーティンワークじゃなさそうな業務も、アイデア次第で一部自動化することができます。各現場の担当者が、自動化という観点から自分の仕事を見直せば、もっとRKの使い道は広がっていくのではないでしょうか。

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