波長の違い
レーザーマーカーを選ぶ際にもっとも重要な“波長”による特性の違いをご紹介。
レーザー光の波長が違うため、印字ができる対象物が変わります。
また印字の仕上がり感も変わりますので目的によって選定機種が変わります。
レーザーマーカーとしての主な使い分け
CO2レーザーマーカー |
- 波長10600nm:
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紙・樹脂・ガラス・セラミックへのマーキングに良く使用されます。
透明体へも吸収される波長のため、フィルムへのマーキングなどにも使用されます。 高出力化の実現により、成型品のゲートカット・PETシートの切断などにも利用可能です。
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- YVO4レーザーマーカー
- YAGレーザーマーカー
- ファイバレーザーマーカー
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- 波長1064nm(ファイバ:1090nm):
(基本波長)
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金属・樹脂・セラミックへのマーキングに良く使用されます。
樹脂材へ発色性が良く、視認性の高い印字が可能です。 YVO4やYAG、ファイバなどは、媒質や発振方式が違うために同じ波長でもレーザー光の性格が違います。高ピークパワー・ショートパルスレーザーにより、高品質で微細な印字・加工が可能なYVO4、ロングパルスによって熱をかけ、金属への黒色印字や深堀が得意なファイバ、品質では劣るが、大きな熱量が必要な溶接などで力を発揮するYAGなど、対象物や目的に応じて使い分けが必要です。
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グリーンレーザーマーカー |
- 波長532nm:
(SHG波長)
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一般的にレーザーの波長は短いほど、エネルギーは高く、物質に対する吸収率が上がります。
よってYAG、YVO4波長ではレーザー光が吸収されにくく、印字が難しい素材に適しています。
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UVレーザーマーカー |
- 波長355nm:
(THG波長)
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SHGよりもさらに短い波長で、紫外線領域のレーザーです。
UVレーザーは、材質を問わず吸収率が高く、熱ストレスが少ないことが特長です。そのため、製品へのダメージは最小に抑えて、発色性の高い印字が可能です。
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光波長分布図
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