印字機の価格
缶やパッケージの賞味期限やロット番号などは、以下の手段または装置で印字します。
- スタンプ(手押し)
- ハンドラベラー
- サーマルプリンタ
- ホットプリンタ
- インクジェットプリンタ(IJP)
これらの価格は、「印字速度」と「ランニングコスト」に注目すると比較できます。
ここでは、印字機の価格についてご説明します。
ポイント1:印字速度
一般に、手押しスタンプやハンドラベラーに使用する道具や装置に対し、インクジェットプリンタ(IJP)を含めたプリンタの本体価格は高価です。しかし、手押しスタンプやハンドラベラーに比べ、プリンタの印字速度は高速です。そして、本体価格は印字速度に比例しています。
高速印字によるメリット
プリンタの本体価格は高価ですが、印字は高速です。コンベアを1分間に1,000個以上流れる缶やパッケージに賞味期限やロット番号などを印字することができます。さらに、インクジェットプリンタで速乾性のインクを使用すると、印字後の接触で文字が欠けたりかすれたりすることがありません。
ポイント2:ランニングコスト
本体価格と印字の際に発生する消耗品の費用(ランニングコスト)を比較すると、以下のような分布になります。
トータルコストを比べると
印字機において、本体価格をランニングコストが大きく上回ることは珍しくありません。
特に手押しスタンプやハンドラベラーではその傾向が顕著です。また、サーマルプリンタはインクリボンが高価であるため、ランニングコストの割合を押し上げています。
これらに比べ、インクジェットプリンタ(IJP)の本体価格は、他のプリンタと比べても高価です。しかし一方で、人件費やランニングコストを含めたトータルコストにおいて優れているといえます。