労働安全衛生法への対応

労働安全衛生法の改正

2016年6月1日に施行された法改正において、7つの項目が新たに実施されることになりました。有機溶剤およびアルコールベースの産業用インクジェットプリンタの使用において、同法令への対応が必須となります。
ここでは、労働安全衛生法についてご説明します。

対象となる改正内容(厚生労働省資料を引用)

化学物質について、リスクアセスメントの実施が義務化されます。

  • 一定の危険性・有害性が確認されている化学物質による危険性又は有害性等の調査(リスクアセスメント)の実施が事業者の義務となります。
  • 事業者には、リスクアセスメントの結果に基づき、労働安全衛生法令の措置を講じる義務があるほか、労働者の危険又は健康障害を防止するために必要な措置を講じることが努力義務となります。
  • 上記の化学物質を製造し、又は取り扱う全ての事業者が対象です。

リスクアセスメントとは

リスクアセスメントとは、作業場にて使用されている化学物質を把握し、その化学物質の危険性又は有害性のリスクを事業者が評価し、その結果に基づいて適切な労働災害防止対策を講じる事を言います。
一般的な産業用インクジェットプリンタでは、メチルエチルケトン、アセトン、エタノールなどの有機溶剤やアルコール類が使用されており、下記のような対策を実施する必要があります。

  • 「コントロール・バンディング」を使用したリスクアセスメントの実施

現在ご使用されている産業用インクジェットプリンタの安全データシート(SDS)をご用意ください。
安全データシートに記載されている化学物質を、厚生労働省のWebサイトにある「リクアセスメント実施支援システム」に入力することで、必要となる労働災害防止対策が表示されます。

IJPステーショントップへ戻る