外観検査の方法

外観検査には対象物によってさまざまな検査方法があります。
人間の五感（視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚）を計器ととらえ、検査員が品質を判断する検査方法を「官能検査」と呼びます。その中でももっとも一般的とされるのが人間の目で良否判定を行う「目視検査」です。
また、効率よく大量生産を行う「ライン生産方式」に外観検査工程を組み込んだものを「インライン検査」、ライン生産方式から外れて検査を行うものを「オフライン検査」と呼びます。大量生産の現場では、目視による検査は限界があり、現実的ではないことから画像センサを用いた自動化とセットで行うケースが一般的です。この章では、外観検査の方法とメリット・デメリットと、画像センサなどを使用した外観検査の自動化について説明します。