【小売業】専門店

小売業のハンディターミナル活用事例を紹介します。こちらでは、小売業のなかでもアパレルショップなどの専門店におけるハンディターミナルの活用事例を解説します。

アパレルショップの業務について

接客や販売、客注対応、店内整理・整頓など少数のスタッフでさまざまな業務をこなさなければならないのがアパレルショップです。実際にはこうした目に見える業務以外にも1日の売上管理や本部への売上報告、検品や仕入れなど数多くの仕事を抱えています。ハンディターミナルを導入すれば、これらルーチンワークのほとんどがバーコードをスキャンするだけの簡単作業で消化できるようになるので、人的コストや時間的コストの大幅な簡略化が可能です。

課題とハンディターミナル導入による解決手段

アパレルショップの業務について

これまでのアパレルショップは、業務の多くを人の手に委ねてきました。しかし、人に頼りすぎると記入ミスが発生したり、似たようなアイテムやサイズの取り違えなど、ヒューマンエラーが頻発したりすることになります。ハンディターミナルならアイテムのタグに印刷されたバーコードをスキャンするだけで、商品名・上代・サイズ・カラー・商品コードすべてを瞬時にしかも正確に読み取り記録するので、売上管理や在庫管理など店舗運営の大部分が格段に効率的になります。

1店舗に1台ハンディターミナルがあればOK

ハンディターミナルのメリットは、大規模なシステムが不要で導入コストが抑えられることです。比較的小規模な店舗の多いアパレルショップにとって導入コストが抑えられることは非常に大きなメリットです。店舗にパソコンや周辺機器を置く必要もなく、店舗面積に限りがある小さなショップでも導入が可能です。

また、ハンディターミナルは、端末1台でバーコードのスキャンから本部へのデータ送信まですべてでき、業務にかかる手間とコストを大幅に削減できます。さらに本部は、ハンディターミナルから送られてきたデータをシステムと連携させることで、そのまま日報や月報にまとめることができ、実績データ作成や売上分析も容易に行えます。

1店舗に1台ハンディターミナルがあればOK
店舗にはハンディターミナル1台あればOK!

作業・業務別 ハンディターミナル導入によるメリット

作業・業務別 ハンディターミナル導入によるメリット

アパレルショップにおける具体的なハンディターミナルの導入事例を作業・業務別に説明します。ハンディターミナル導入によるメリットや効率化の効果などをわかりやすく紹介します。

客注対応(本部・店舗間での在庫確認)

顧客が希望するアイテム、サイズ、カラーなどが自店舗にない場合は、本部在庫や他店在庫を調べる必要がありますが、ハンディターミナルがあれば本部や他店舗の主要データを瞬時に呼び出せるので迅速な客注対応が可能です。在庫情報を店舗間で共有できるので販売機会を失わずに済みます。

客注対応(商品の取り違え防止)

客注対応(商品の取り違え防止)

顧客が希望する商品の取り違えはあってはならないことです。しかし、アパレルは微妙なデザインの違い、サイズやカラーなど見間違いやすいもの。バーコードを読みよれば、目視に頼らず正確な情報を確認できます。

移動伝票出力

商品の店舗間移動や本部への返品が発生した場合は、移動伝票を作成する必要がありますが、ハンディターミナルとプリンタがあればバーコードをスキャンするだけで瞬時に移動伝票を出力できます。手書きで伝票を作る手間もなく、記入ミスや取り違えが発生する恐れもなく安心です。

売れ筋商品確認

自店の売れ筋商品がどのアイテムか知りたい場合も、ハンディターミナルがあれば瞬時に売上ランキングを確認できます。POPなどで「今月の人気商品」と紹介すれば、さらに効率のよい販売が可能になります。

売上集計・報告

ハンディターミナルは、支払いが確定した段階でバーコードをスキャンするだけで簡単に売上集計が可能です。本部への売上報告のために改めて集計作業を行う必要もなく効率的です。

棚卸し

棚卸し

小売店で共通する手間のかかる作業が棚卸です。アパレルショップの場合、アイテム数の多さに加え、カラーやサイズなどが何通りもあるので記入ミスが発生しやすいという問題があります。通常、棚卸は閉店後や定休日にまとめて行いますが、ハンディターミナルを用いれば、タグ上のバーコードをスキャンするだけなので通常業務と平行して行うことも可能です。スピーディーでミスのない棚卸しが実現します。棚卸しするために店舗を閉める必要もなく、販売業務に集中することができます。

本部の管理業務

各店舗から送られてきたデータをもとに売上動向や販売実績を精査したり、今後の経営戦略に生かしたりできることもハンディターミナル&バーコード管理の魅力です。ハンディターミナルを導入することで在庫管理や物流管理、店舗計画などもリアルタイムなデータ収集で改善できます。

まとめ

このページでは、小売業のなかでもアパレルショップなど専門店における課題と、ハンディターミナルによる改善事例について説明しました。まとめると以下の通りです。

  • アイテムごとにサイズやカラー展開があり、在庫情報が複雑なため人的ミスが頻発しやすい
  • ハンディターミナルでの商品タグのスキャンにより、作業や売上管理/在庫管理の効率が向上

具体的には、以下のようなメリットが得られます。

  • 人的ミスを防止し、売上/棚卸し/在庫管理業務の簡易化
  • 本部や他店舗とリアルタイムな在庫データを共有でき、迅速な客注対応で販売機会損失を防止
  • 支払い確定時、スキャンと同時に売上集計や在庫データへの反映が可能

また、大規模なシステムやパソコン・周辺機器を使用せず、ハンディターミナル単体での活用も可能。導入コストを抑え、店舗のスペースも圧迫しないなど、活用方法によって大きなメリットをもたらしてくれます。
ハンディターミナルの活用方法や導入手順をまとめた資料「ハンディターミナル活用ガイド」を下記よりダウンロードいただけます。商品カタログとあわせてご覧ください。

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