粘着
商品名・メーカーのロゴ・意匠をはじめ、原材料などのさまざまな必須情報を表示するため、ラベル表示が用いられます。
ここでは、粘着ラベルの特徴を解説します。
特徴
粘着ラベルは、タックラベルとも呼ばれます。一般的にはシールと言った方が分かりやすいかもしれません。裏側に粘着剤(糊)が塗工してあり、比較的長い時間、粘着力を保つようにできています。粘着剤は用途により、強粘着や弱粘着などさまざまな種類を選択できます。
剥離紙(セパレーター)と呼ばれる台紙の上に貼られた状態で提供されることがほとんどですが、近年、ラベル表面に剥離紙と同様の塗工をして重ね合わせた状態で提供される「セパなし」と呼ばれる粘着ラベルも増加傾向です。
印刷は凸版が中心で、一部ではオフセット印刷やフレキソ印刷も利用されています。基材(素材)は紙のほか、フィルムや合成紙などが一般的です。この粘着ラベルが開発されるまでは、貼る寸前にラベルに糊を塗ってから貼り付ける「グルーラベル」か、切手のように糊を乾かした状態にしておき、ラベルを貼る直前に水を塗り粘着力を再生する「再湿活性ラベル」が主流でした。
シールとしての認識が一般的。