インバータへのレーザー印字
電気自動車(EV)業界でのマーキング・印字事例を紹介します。このページでは、インバータへのレーザー印字について解説します。
蓄えた電気を直流から交流に変換して、交流同期モーターに供給する装置です。車は幅広い回転域でモーターが駆動するため、供給する電気をきめ細かくコントロールしており、耐久性に優れた交流同期モーターを制御する上で必要不可欠な装置となります。
- A:基板へ2Dコード/文字列印字
- ガラエポ基板への印字です。レジスト部を剥離した際の異物発生を抑制するダメージレス印字が求められます。
- B:冷却装置へ2Dコード印字
- インバータに搭載される冷却装置にも2Dコードを印字することで、どんな仕様の冷却装置が搭載されたかをインバータ本体の情報に紐づけて管理しています。
- C:ケースカバーへ品番印字
- 従来はラベルを貼るケースが一般的でしたが、コストダウン・デザイン変更の容易化を背景にレーザー印字が広がっています。
- D:アルミ鋳造部へ2Dコード/文字列印字
- アルミ鋳造されたケースは製品公差によってサイズが数ミリ異なる場合があります。ハンディリーダでの読み取りが必要とされるケースが多く、焦点ズレによる印字不良がないレーザー印字が求められます。