機械・機械要素とは
我々は、スマートフォンやパソコン・自動車、ハサミ・ハンマー、物差し・ノギス・マイクロメーターなど、さまざまな「もの」を使って暮らしています。そしてそれらは、 「道具」「器具」「機械」に分けることができます。
道具は、人の手足の補助的役割を持つもので、ハサミやハンマーなど。器具は、人の知覚的役割を補助するもので、物差しやノギスなどです。機械は、ガソリンや電気・人力などのエネルギーで動作し、人やものを運ぶ自動車や自転車・情報を伝えるスマートフォンなどです。
これらのうち機械は、ねじや歯車・ばねといった部品で構成されています。たとえば自転車は、上下運動である人の脚力を回転エネルギーに変換し、動力にして進みます。自転車が走るには、脚力をタイヤに伝える部品が必要で、進行を制御するハンドルなどの部品も必要です。各部品はねじや歯車、チェーンやリンクなど多くの小部品で構成されています。そして、この構成している小部品を「機械要素」といいます。