機械要素用語集
機械要素を理解するための用語集です。用語の説明から、さらに詳しい情報が記載されたページを参照することができます。
用語 | 意味 |
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圧力角 | 歯車の歯面の1点(通常はピッチ点)において、その半径線と歯型への接線がなす角度。 カムの圧力角についてはこちら |
カムギヤトレイン | 4ストロークエンジンにおいて、燃焼室の吸気・排気弁の動きを司るカムを回転させる動力の伝達に、通常のチェーン(カムチェーン)やベルト(タイミングベルト)ではなく、ギアを利用する方式。 カムギヤトレインについて詳しくはこちら |
カムシャフト (カム軸) | カムが取り付けられたシャフト。自動車エンジンのバルブを作動させるためなどに使う。 |
許容応力係数 | 機械や構造物の材料に衝撃・変形が加えられても、破壊せず安全に使用できる範囲内にある応力の限界値を材料ごとに定めた数値。 |
クランクピン | コネクティングロッドの大端部が取り付けられるクランクシャフトの一部。 クランクピンについて詳しくはこちら |
細目ねじ | 一般のねじ(並目ねじ)よりねじ山のピッチ(間隔)が小さいねじ。 |
CVT(Continuously Variable Transmission) | 自動車の変速方式の1つ。「無段変速機」あるいは「連続可変トランスミッション」ともいわれる。 CVTについて詳しくはこちら |
すぐばかさ歯車 | 歯すじが直線のかさ歯車。 |
タイミングベルト | 主として自動車エンジンにおいて、バルブとピストンのタイミングをとるためのベルト。 |
弾性変形 | 力を加えることで発生した変形(ひずみ)のうち、力を除いたときに元の形に戻る範囲の変形。応力-ひずみ曲線の弾性領域内での変形。 |
動荷重係数 | 運動する物体が機械や構造物に与える荷重を、衝撃の種類によって定めた数値。 |
ドライブシャフト(ドライブ軸) | 動力を伝えるシャフト。自動車や船舶では、原動機の動力を車輪やプロペラに伝える回転軸。 |
並目ねじ | 一般的なねじ山のピッチ(間隔)のねじ。 |
歯厚 | 歯車のピッチ円上での1個の歯の厚み。 歯厚の測定方法はこちら |
パワートレーン | エンジンで発生させた動力を車輪やプロペラに伝える装置の総称。 |
ピット(pit) | 歯車の歯面に発生する小さな穴。 |
フックの法則 | ばねの伸びと弾性限度以下の荷重は正比例することを表した法則。「弾性の法則」ともいわれる。 |
ヘルツの最大接触応力 | 球面と球面や円柱面と円柱面、球面と平面など、2つの物体の弾性接触部分にかかる最大応力。 |
保証荷重応力 | 引張試験でナットに永久伸びや歪みが生じてはならない荷重。 |
摩擦係数 | 接触する2つの物体の接触面に平行に作用する摩擦力と、その面に対し直角に作用する垂直抗力(圧力)との比。 |
マニュピュレータ | 人間の腕や手先に似た運動機能を持ち、人間の手作業の代行を目的とした装置。 |
モーメント | 物体を回そうとする力。トルクと同じ意味で使われることもある。 |
レシプロエンジン | 燃料の熱エネルギーをピストンの往復運動に変換し、連結棒とクランクによって回転運動として出力する原動機。 |