ねじ
「ねじ」は、最も身近な機械要素といえます。飛行機や自動車、工場設備から、自宅の室内まで、幅広く使われています。大きなねじから小さなねじまで、さまざまな形状・材質があり、適材適所で利用されています。また、ねじは固定や接合するだけでなく、回転運動を直線運動に変えることもできます。
ねじには多くの種類があり、設計者はねじの種類や特徴を理解し、正しく利用しなければなりません。また、作業者は、決められたねじを正しい場所に適切なトルクで締め付けなければなりません。これを誤ると、機能を満たせないばかりではなく、大きな事故の原因になります。
一般に、1台の自動車には3,000本以上のねじが使われているといわれています。それは、ねじが最も身近でありながら最も多く使われているがゆえに、使用環境や必要に応じて、適切に利用しなければならない重要な機械要素である証拠といえます。