渦電流式変位センサの用途事例
プレスの下死点検出やATCの切り粉かみこみ検出など、渦電流式変位センサの用途事例についてご紹介します。
プレスの下死点検出
高精度・高速サンプリングにより、ストロークエンドの微小変化を検出できます。
「下死点モード」に設定するだけで、自動的にトリガが入りサンプリング期間内の下死点の位置を検出し公差判定を行います。そのため、タイミング入力や煩わしい設定が不要です。
ATCの切り粉かみこみ検出
切り粉などの噛み込みによる、ツールの偏心を検出します。ツールの偏心を常時監視できるため、不良の流出を防止することができます。
また、40,000回/秒サンプリングで高速回転にも対応。耐環境性に優れたセンサヘッドのため悪環境でもご使用いただけます。
まとめ
本章では、渦電流式変位センサの概要から特徴までを詳しく紹介してきました。まとめると以下の通りです。
- ・渦電流式変位センサとは、物体の有無だけでなく、物体との距離を測定するセンサ
- ・水や油などの飛散する悪環境下でも使用可能
- ・検出体は金属のみ
センサにはこの他にもさまざまな種類があり、それらの特徴を知って正しく選定することが大切です。
本章に記載した内容や、他の章でも紹介しているセンサの特徴を1冊にまとめた資料は、下記よりダウンロードしていただけます。ラインナップカタログと併せてご覧ください。