ファイバセンサの用途事例
高温環境下でのワーク確認や排出確認など、ファイバセンサの用途事例をご紹介します。
高温環境下でのワーク確認
高温環境下では、耐熱仕様のファイバユニットをお薦めします。
耐熱300°Cまで対応する透過型のファイバFU-84Cと、アンプFS-N40シリーズを組み合わせて使用することで、投光受光間を1800mmまで離して設置することができます。また、それだけ光量に余裕があるため、ファイバユニット先端部やビューポートの汚れの懸念があっても安心して採用することができ、メンテナンス頻度を減らすことに繋がります。
排出確認
ワークの通過位置がばらつく場合も、FU–E40であれば40mm幅のエリア光により、検出可能です。また、アンプの検出モードをエッジ検出モードにすることで、ほこりや汚れによる緩やかな光量変化は無視して、ワークの通過による急激な光量変化のみに反応します。
まとめ
本章では、ファイバセンサについてその概要から特徴、種類や選定に役立つ用語、ファイバセンサならではのトラブル対策を詳しく紹介してきました。まとめると以下の通りです。
- ・ファイバセンサは、光電センサの光源に光ファイバを連結したセンサ
- ・フレキシブルな光ファイバを採用しているので狭い場所などへ自由に設置して検出が可能
- ・ファイバユニットには非常に多くの種類がある
- ・自由度が高いため、検出ミスを防ぐ事前対策が大切
センサにはこの他にもさまざまな種類があり、それらの特徴を知って正しく選定することが大切です。
本章に記載した内容や、他の章でも紹介しているセンサの特徴を1冊にまとめた資料は、下記よりダウンロードしていただけます。ラインナップカタログと併せてご覧ください。