レーザセンサ受光量判別型のトラブル対策ワーク表面状態の変化への対策(反射/距離設定型)
レーザセンサ受光量判別型のトラブル「ワーク表面状態の変化(反射/距離設定型)」の対策方法について解説します。
表面状態が変化することの影響とは?
色変化や材質の差異、凹凸などによって受光量が変動し、意図せずON/OFFしてしまう場合があります。
特に反射型レーザセンサは、スポットが小さい分表面状態の変動による影響をより受けやすいといえます。
選定と対策
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レーザ光がエリア状に広がったタイプや、スポット径を調整できるタイプを選定し、スポットを大きめにします。
スポットが大きいと検出面のばらつきが平均化されますので、検出が安定する場合があります。 -
少しでもワークが来るとONするように設定値を下げ(感度を上げ)ます。
- Point!
- [SET]ボタン長押しのワンタッチで最大感度になる「最大感度チューニング」などが便利です。
参考
キーエンスのレーザセンサLR-Zシリーズ・GVシリーズでは、ワークとの距離をCMOSで検出し、更に反射光量に応じて自身の投光量を自動調整するため、優れた角度特性を有しています。