レーザセンサ受光量判別型のトラブル対策汚れ・ホコリの影響を防ぐ(透過/回帰反射/反射/距離設定型)
レーザセンサ受光量判別型のトラブル「汚れ・ホコリの影響(透過/回帰反射/反射/距離設定型)」の対策方法について解説します。
汚れ・ホコリの影響とは?
センサの検出面に汚れやホコリが付着すると、ワークが無いのに出力することがあります。
選定と対策
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〈透過型/回帰反射型の場合〉
多少のホコリなどで誤検出をしない、ハイパワーのタイプを選定します。 -
〈反射型の場合〉
あらかじめ投光部と受光部が離れているタイプを選択します。
至近距離における汚れやホコリなどからの拡散反射の影響が緩和されます。 -
アンプ分離型を選定し、受光量をデジタルで見つつ、2出力信号を使用して「一つはワーク検出用」「もう一つは受光量低下検知用」等とすれば、予知保全が可能です。
参考
レーザセンサの中には、センサの検出面が汚れてきた場合に設定値を自動補正して常に一定の比率に保つことができるものもあります。