ファイバセンサのトラブル対策小物検出での検出ミスを防ぐ
ファイバセンサのトラブル「小物検出での検出ミス」の対策方法について解説します。
小物検出の検出ミス原因とは?
ワークが光軸に対して小さすぎたり、元々の受光量が低すぎると、小物検出時に検出ミスをする可能性が高まります。また、小物の落下などを検出する場合はセンサの応答速度が遅いと検出できないことがあります。
対策
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透過型でより小さなワークを安定して検出する場合、光軸の小さなものを選定します。また、スリットを使用することで光軸を小さくして微小物体を検出する方法もあります。物理的に取りこぼしの無いエリア幅を確保しつつ、できるだけ小さなエリアで検出すると安定します。
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受光量ができるだけ多くなるようにパワーモードや設置距離、光軸を調整します。そうすることで受光量に対するヒステリシスの比率が小さくなり、検出能力が高まります。ただし飽和しないように注意してください。
参考
ワークの通過速度が速い場合、応答速度の速いセンサを選定することも重要です。キーエンスFS-N40シリーズの応答速度は最速50μsですので、1秒間に10000回ON/OFFすることが可能です。