金属接合方法の分類

金属同士をつなぎ合わせる主な方法としては、「機械的接合」と「冶金的接合」があります。
ここでは、金属接合方法の種類について解説します。

機械的接合には「ボルト接合」をはじめ、「リベット」や「かしめ」、「焼きばめ」、「折り込み」などがあり、これらはすべて力学的エネルギーによって接合します。
一方、冶金的接合には「融接」、「圧接」、「ろう接」などがあり、それぞれ使用するエネルギーによってさまざまな接合方法があります。
さらに、化学的接合としては、接着剤を使った接合法もあります。
接合方法には、それぞれ利点と欠点があり、効率的に接合するには材料や接合条件に合わせた接合方法を選択する必要があります。

電気的エネルギー 化学的エネルギー 力学的エネルギー エネルギー
機械的接合
  • リベット
  • かしめ
  • ボルト接合
  • 焼きばめ
  • 折り込み
化学的接合
  • 接着
冶金的接合(溶接) 融接
  • アーク溶接
  • 電子ビーム溶接
  • ガス溶接
  • レーザー溶接
圧接
抵抗溶接:
  • 抵抗スポット溶接
  • プロジェクション溶接
  • シーム溶接
  • アプセット溶接
  • フラッシュ溶接
  • 爆発溶接
  • 常温圧接
  • 摩擦圧接
  • 摩擦攪拌溶接(FSW)
  • 超音波圧接
  • 拡散接合
ろう接
  • 誘導加熱ろう付(軟ろう付け=はんだ付け)
  • トーチろう付(炎ろう付)
  • 光ビームろう付
  • レーザーブレージング

この分類は一例です。分類にはさまざまな手法があり、必ずしも上の表のとおりとは限りません。

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