ろう接の種類と原理

「ろう接」の基本的な接合原理と適用分野について説明します。

母材より低い温度で溶ける溶加材(ろう材または、軟ろう:はんだ)で接合する方法で、母材を溶かさず接合します。母材との良好な接合状態を得るため、ろう材にはフラックスが配合されています。

ろう接の用途としては、気密性が問われるパイプ・コネクタ・バルブ、耐圧性と気密性が必要な圧力容器、耐食性・耐熱性が問われる自動車やバイクといった乗り物の部品などが挙げられます。また、導電性があり融解温度が低い「軟ろう(はんだ)」を使った「はんだ付け」は、電子回路や電気コネクタ、精密電子部品など幅広く用いられています。

ろう接の種類とメカニズム

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