CO2レーザー溶接(炭酸ガスレーザー溶接)

CO2レーザー溶接は気体レーザー溶接の代表で、「炭酸ガスレーザー溶接」とも呼ばれます。レーザーを発振できる気体としては、CO2他にHe-Neやアルゴン・クリプトンなどがありますが、溶接に使用されるレーザーの媒質はCO2がほとんどです。

CO2は、固体レーザーに比べて変換効率が高く、大出力の連続発振(CW:Continuous Wave)が可能です。励起源は放電式で、波長には10.6μmと9.4μmがあり、溶接では10.6μmが使用されます。金属だけでなく樹脂系などの溶接にも対応しているため、幅広い分野で普及しています。

CO2レーザー溶接(炭酸ガスレーザー溶接)

CO2レーザー溶接(炭酸ガスレーザー溶接)
A
全反射鏡
B
電極
C
レーザーガス
D
部分反射鏡
E
レーザー光
F
金属ミラー
G
レンズ
H
被加工物

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