本部7部門の中で、データ分析の需要が最も大きいのが営業企画部門です。ここではDM送付先や訪問先を選ぶとき、既存顧客からの名簿抽出が発生します。名簿条件を本部営業企画部門が考えて専門部署へ抽出の依頼をおこないますが、その名簿に基づく営業活動は、必ずしも毎回成果が出るとは限りません。
今回KI導入にあたり、まずはこのような名簿抽出での活用を考えています。KIを使った分析の対象となるデータは大きく3種類に分けられます。まず住所・年齢・世帯構成などの「顧客属性情報」、預金の入出金情報・金融商品の契約状況など「契約情報」、そしてDM送付履歴・渉外履歴など「接触情報」となります。これらデータをKIに投入、分析し、目的の名簿を抽出します。
経営企画部門や融資部門など他の部門についても、企画部門と同様に「自部門のデータ抽出や分析は自部門でおこなう」形で解決していきます。
今回のKI導入を機に、本部各部門の企画担当者はデータ分析の考え方やスキルを身につけ、自身の課題は自身で解決できる体制を確立していきたいと考えています。