日本タングステンはサステナビリティ経営基本計画の中でサステイナブルビジョンを掲げ、次のとおり5つの「成功の柱」をあげています。
- 5つの「成功の柱」
- 1.カーボンマイナスへの挑戦
- 2.枯渇リスクの高い資源の有効活用
- 3.提供価値の転換と新たな価値の創出
- 4.働きがいと創造力のスパイラルアップ
- 5.リアルとデジタルの融合
5番目の柱「リアルとデジタルの融合」では、その取り組みのひとつに、「データドリブン営業の実現」が掲げられています。KIはこれに資するツールだと直感しました。
これまでも営業担当者は目標達成のためそれぞれ取り組んできましたが、どのような行動がどのような結果に結びつくのかを分析する手段がなく、従来からの経験や勘による行動が多かったように思います。
分析のためにBIツールも導入していましたが、導入歴も浅い状態で、分析軸の設定と可視化を同時におこなうには経験値も時間も足りていませんでした。
それに対してKIを使えば、「要因ツリー」機能で簡単にその事象の要因や原因を深く分析でき、AFE(機械学習)機能で傾向を見て把握し、その先のターゲットリストまで作れる。なんて便利なんだと驚き、これはぜひ導入したいと考えました。
当初、営業の一部には慎重論もありました。これまで自分たちが続けてきた営業プロセスに新たなツールを導入することで混乱が生じないか、本当に成果に繋がるのか、と不安を覚えるメンバーもいました。それに対して「皆さんの活動にとってかわるのでなく、より質の高い営業活動をするための補助となる位置づけです」と伝えました。最終的に各部門の理解を得ることができ、KIを知ってから半年後に導入に至りました。
いまKIのデータ分析は月次の営業会議で使っています。基幹システムのデータをKIに引き込み、マトリックス、要因ツリー機能で分析、深堀りします。
この会議以外でも、多くの社員各人が個別にデータを扱っており、東京・大阪・愛知・佐賀の各営業拠点で利用されています。