株式会社ミヨシテック

株式会社ミヨシテック 代表取締役社長 永谷 顕氏、システム部 システム課 課長 藤原 かほり氏、主任 村岡 敬太氏、笠松 小太郎氏に、KIを導入した経緯とその効果について詳しく聞きました。

「KIは未来を切り開くツールです。フル活用し、高収益企業となることを目指します!」

株式会社ミヨシテックについて

株式会社ミヨシテックは、大阪ガスの特約店として水道、ガス、電気の設備工事を事業分野とする企業です。近年はDXに注力しており、経済産業省「DXセレクション2024」受賞、情報処理推進機構の「DX認定企業」、「kintone AWARD2022」(全国ファイナリストノミネート)などの実績があります。

創業 1972年(昭和47年)
年商 29.4億円
従業員数 112名

※この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数で記述しています。

活用状況・課題・効果

活用状況

  • ・営業のターゲットリストの作成、ショールーム部門でのデータの解析、保守部門での部品ごとの修理頻度の解析、さらにガス材料の入出庫データの分析による適正在庫の把握にKIを活用

導入前の課題

  • ・社内データはキントーンで集中管理していたが、それらの情報を十分に分析、活用できていなかった
  • ・従来は、目の前のデータをどのように活用していくか、社員に理解してもらうのが困難だった

KIへの評価、導入効果

  • ・従来は無理だと諦めていたことが簡単にできるようになった。社内でも「これKIでできますよね」という言葉が頻発するように

すでに蓄積されているデータに対して、KIを使ってさらに深堀りしていく

ミヨシテックではKIをどう活用していますか?

現在KIは、営業のターゲットリストの作成、ショールーム部門でのデータの解析、保守部門での部品ごとの修理頻度の解析、さらにガス材料の入出庫データの分析による適正在庫の把握、つまり月次の平均出庫数量、最大出庫数量、入庫時のロットを計算し、最低在庫数量を何個にするべきかを検証する解析など、さまざまな用途で活用しています。

当社は各種情報をキントーンで一括管理しています。ここで蓄積されたデータを積極活用するべきだという課題がありKIの導入に至りました。

データ活用については、1). 収集・集約、2). 分析・分類、3). 管理、4). 整理、5). 効率化 の構造で考えています。キントーンでは 1). 収集・集約 をおこない、一方KIは 2). 分析・分類、3). 管理 を担当します。将来は 5). 効率化 をKIの機械学習機能を使って強化したいですね。

KIを使うことで、キーエンスの営業ノウハウ、分析ノウハウが吸収できることも期待しています。KIの導入費は、ある種、社内の「研修費用」ともみなせます。

データ分析は気軽に学べるものでもなく、かといって私たちが大学で本格的に勉強するわけにもいきません。それをKIのような実際のツールを使い、KIユーザー専用サクセスサイトのWeb動画で学習できるのは大変魅力的です。

このサクセスサイト、本当によいですね。操作の習熟に加えて、データ分析に関わる知識や考え方の定着に直結します。

社内DX化の浸透のため、「KI活用事例の共有会」を開催

ミヨシテックの現在のDX化、KI活用の取り組みについてさらに詳しく教えてください。

一例として、電話受付の情報管理があります。従来は電話を受けたとき、まず情報を紙に書きとめ、その後、内容をチャットワークスに入力し、連絡していました。今はCTIを活用、顧客台帳から必要な情報をAPI経由でキントーンに飛ばせるようボタンを設置。これによりボタンを押すだけで電話番号や名前などCTI内の情報をチャットワークに飛ぶようになっています。電話対応の終了後は、チェックを入れれば対応完了が示されます。

顧客から引き合いを顧客台帳に登録し案件化、見積もり書を作成し、受注に至るのですがその場合、受注処理、承認処理、請求業務、入金、物件管理のような形式で、キントーンへ情報を集約、一元管理する構成にしています。

従業員台帳、顧客台帳、問い合わせ管理、会員見積、承認、物件管理など各種アプリは全て専門知識を持たない自社社員がアプリ作成しました。その他各部門ごとで活用するアプリの一部はシステム部門以外の社員で作成しています。

これら各種アプリからAPIやRPAを使い、情報をキントーンに集めた上で、KIと連携しています。 KIでは、部署ごとの売り上げ推移、顧客属性ごとの数の増減、利益などの分析をおこないます。これらデータ分析は各部門が自分で実施し、自分で課題解決していきます。

先般、社内で「DX発表会」を開きました。そこでもKIの活用事例がいくつか発表されています。たとえば保守を担当する建築設備課では、扱う製品8,600台の修理履歴から、どういう修理がどの品番に多いかをKIを使って抽出し、その傾向を、部品交換や契約更新の営業活動につなげようとしています。またガス材料の在庫管理について取り組む発表もありました。過去の出庫数量のデータを使って、KIにより分析し、過剰在庫の減少を図っています。

KI導入により、社内へのデータ教育が容易に

ミヨシテックがKIを導入した経緯を教えてください。

いま当社はIT化、DX化を推進したい企業向けに「会社見学会」を実施していますが、KIのことは見学会に来ていただいた、とある社長に「ミヨシテックならKIを使いこなせるのでは?」と紹介されたことがきっかけで、知りました。そして「あのキーエンスが使っているツールなら面白そうじゃないか」と思い、とにかく使ってみようと考え、導入しました。

以前にもAI分析ツールの導入を検討したことがありました。しかしKIにはキーエンスの高収益ノウハウが詰まったツールに加えて、データサイエンティストによる伴走支援が付随しており、それを学ぶ意味でもやはりKIが最良という結論に達しました。

KIは、キーエンスのデータサイエンティストに学ぶ形で進めています。データサイエンティストから各担当にむけ、細分化した課題について「宿題」を出してもらい、それらをチェックし、答え合わせする形で学習をすすめています。

従来は、目の前のデータを何のためにどう活用していくのか、社員に理解させるのが困難でしたが、KIがあれば気軽に分析できるので、教育も容易です。「このデータがなぜないの?」「このデータも取りたいね」などの会話が自然に出るようになりました。

データ連携を容易にするツールとしてのKI

KIを導入して変化したことを教えてください。

これまでは無理だろうと諦めていたことが簡単にできるようになったのは大きな変化です。社内でも「これKIでできますよね」という言葉が頻発しています。

当社の場合、基幹システムに集約されたデータの他に、各種アプリなどに個別データが蓄積されており、それらのデータを連携し、リレーションを組むことへの需要が過去からありましたが、共通キーがなかったりと、なかなか難しい部分がありました。ここに、KIによるデータ結合、リレーションが大いに効力を発揮してくれています。これまで個別に存在していたデータをKIがハブとなってそれぞれが連携・結合することによって、データを立体的に、奥行きをもって捉えることができるようになりました。

またKIを使うようになり、Excelデータの集計時間が短縮されました。横へ横へと長いExcelデータでもKIを使えば、自分たちに不要な部分を自動削除しコンパクトにできます。これも、万人に分かりやすく、かつ定着化に繋がる重要な要素だと思います。

サポートの方にも本当に、丁寧に対応してもらっています。設定された課題・テーマの進捗に関する確認を定期的にいただいていますし、組んだワークフローが複雑になりすぎて自分たちでは対応ができなくなったときも、根気よく対応いただけました。繰り返しになりますがサクセスサイトも良いです。掲載されているサポート動画は現在でも丹念に視聴し、学習しています。これは早期習得に非常に役立ったと思います。

KIへの期待

KIはミヨシテックにとってどんな存在ですか?

KIは私たちにとって「未来を切り開くツール」です。

これから人口も減少し、さまざまな物事に対応する人、できる人も減り、人の採用も非常に難しくなるでしょう。それに対応するためにも、社内の動きを効率化し、業務の生産性を高めるよう、仕事のやり方を変えていく必要があります。作業の優先順位付け、効果的な業務進行のためにも分析は欠かせません。そのためにもデータ分析を上手く活用し、生産性を上げることが大切です。KIの活用をさらに深め、高収益の企業になっていきたいですね!キーエンスにはそうした当社の取り組みを、優れた技術、製品、サポートを通じて⽀援いただくことを希望いたします。今後ともよろしくお願いします。

株式会社ミヨシテック

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