データはある程度揃っているものの、それを十分活用できていないことが課題でした。現在、社内にはSFAが導入されており、取引先へのコンタクト状況や商談の履歴、受注、失注状況など多くの営業活動がデータ保管されています。
しかし、それらのデータを有効に活用できているかといえばそうではなく、かつ営業の行動変容にも繋がっていませんでした。訪問先をどう選ぶか、いつ、何度行くか、どういう提案を持っていくかなど、すべて個人の采配に任せていました。
データを根拠に行動方針を定めて動くという社風ではなく、むしろ個々人の感覚、経験則を頼りに意思決定していました。感覚や経験はもちろん重要です。しかし、それだけではいけない。経験とデータ、両方を合わせ持つことでより強い組織に変わりたいと考えていました。