次に「解約防止の働きかけ」について。大きくは、DMを送る、直接訪問などをおこないます。さきほどの「電話での説明」では、解約すると「決めた」人に対応しているのに対し、DMや訪問では、解約する「可能性がある」人に働きかけます。この時、既存顧客32万件の全数には当たれないので、なんらかの基準で対象リストを抽出します。
最初は「もうすぐ契約後3 年目になる顧客」という基準で抽出していました。ケーブルテレビでは、違約期間2年の契約が多く、その切れ目に乗り換えが起きることが多いからです。まずは、これらの顧客にDMを送り、訪問しました。
この活動は期待通りの成果を上げ、初年度の目標は、無事に達成できました。しかし、その一方で新たな課題が、早くも顕在化してきました。