現在は、施工、人事、リニューアルなど色々な業務課題で試行を進めています。例えば、社内アンケートの傾向や項目間の関係性、施工現場での記録を元に突発的な事象が発生する工事の特性の分析などです。
データ分析で重要なのは、結果を業務と関係付けて理解し対策を立てていくことです。そのためには業務を理解している業務部門の担当者と一緒に進めていく必要があります。KIはデータ項目間の関連性や、目的を達成させるために強い相関を持つデータ項目を視覚的にわかりやすくみることができるので、データ分析の専門家でない担当者も理解がしやすく、また項目の値の変更が、どれぐらい影響するか、ということもシミュレーションできますので、「ここをこう改善すると満足度が上がる」という施策の検討にもつなげやすいと感じています。
また、私たち自身も、データ分析の初期段階でKIを使うことで、手間のかかっていた仮説立案をすばやくおこなうことが可能になると思っています。データ分析全体のスピードアップが可能となるとともに、これまでよりも範囲を広げて仮説立案ができるようになるため、これまで想定していなかった新たな関係を見つけることもできそうです。